レース情報
race

関東カップ・報知新聞社杯 3月1日開催初日

  • S級戦
  • A級戦
  • L級戦

【S級戦展望】野口裕がパワーで圧倒

 重戦車を彷彿させる野口裕史のパワー先行は破壊力満点だ。1月松戸で三谷竜、菊池岳らを相手に逃げ切りVを飾ると、その後も1月豊橋記念2361着、2月静岡記念1812着と決勝には乗れていないものの、G戦線で自慢の先行パワーを猛アピールしている。今シリーズのメンバーなら、いつも通りの積極的な競走で別線を沈黙させる。同県の田中晴基が野口に続き千葉ワンツーを狙う。田中は目標をつかんだときの捌き、差し脚はしっかりしており、千葉コンビで連独占は有力。
 山岸佳太、佐藤礼文の地元コンビに金子幸央と動ける選手がそろった茨栃勢が第2勢力だ。山岸は柔軟性を兼ね備えた自力攻撃が冴えているが、金子との連係が叶うようなら前を任せよう。最近は積極的に攻めている金子が好スパートを決めれば好展開が巡ってくる。山岸の直近4カ月の勝率は3割超。地元Vゲットの場面は考えておきたい。
 小森貴大、福永大智と2枚の機動型を擁する近畿勢はどう出るか。若い福永が前で戦うとみるのが自然だろう。まだレースの組み立てには課題もある福永ながらトップスピード、ダッシュ力は一級品。好発進を決めて台風の目と化すか。12月京王閣で落車した後は今ひとつの小森だが底力はある。近畿勢の動向には注意したい。
 ここのところ伸びがいい西村光太。2月松戸では連勝で決勝に乗っている。中部勢の上位陣は自力型が手薄なので、メンバー構成次第では近畿勢との連係もありそうだ。
 差し脚鋭い大森慶一も侮れない。2月奈良記念の一次予選は小松崎大(1着同着)のまくりを差して勝ち星をものにしている。好位置占めれば連浮上も。

出場予定選手
野口裕史
出場予定選手
山岸佳太
出場予定選手
小森貴大

高橋雅之 (千葉/90期/S2)

 今年は1月立川記念で優参と好スタートを切った。その後も確定板入りが多く、差し脚の伸びは良好だ。同格戦はもちろん、準決でも好位置があれば連に浮上してきそう。

高橋雅之

渡辺十夢 (福井/85期/S2)

 位置取り、差し脚ともにしっかりしていて、直近4カ月の競走得点は103点台。今年はまだ決勝には乗れていないものの、毎場所必ず連に絡んでいる。準決でも連の対象として見逃せない。

渡辺十夢

伊藤慶太郎 (埼玉/107期/S2)

 調子を落としていた時もあったが、昨年の後半戦あたりから先行力が甦ってきた。1月松戸、2月平と予選を連勝していて、相変わらず好調子をキープしている。

伊藤慶太郎

出場選手

S級1班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
大森慶一 北海道 88期 105.73 0 0 0 1 2 0 3 3 16
田中晴基 千葉 90期 92.00 2 0 0 6 5 5 6 5 8
高橋和也 愛知 91期 103.45 7 2 3 2 0 5 2 3 10
西村光太 三重 96期 108.11 0 0 1 5 3 4 5 7 12
木村弘 青森 100期 103.50 8 1 4 3 0 4 4 6 10
金子幸央 栃木 101期 104.28 3 0 3 2 2 3 4 4 7
鈴木竜士 東京 107期 113.00 4 1 3 7 1 8 4 3 6
山岸佳太 茨城 107期 106.77 3 2 1 2 1 3 3 4 12
野口裕史 千葉 111期 102.79 17 6 2 0 0 5 3 3 18
小森貴大 福井 111期 106.67 7 4 4 2 2 7 5 4 8
朝倉智仁 茨城 115期 100.31 10 2 6 0 0 5 3 4 14

S級2班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
島野浩司 愛知 62期 87.73 0 0 0 0 4 0 4 1 10
岡部芳幸 福島 66期 93.10 0 0 0 9 2 7 4 3 7
水谷良和 愛知 70期 96.18 0 0 0 1 1 0 2 4 11
大薗宏 茨城 71期 79.10 0 0 0 2 0 1 1 0 19
江守昇 千葉 73期 95.22 0 0 0 1 2 0 3 3 17
斉藤竜也 神奈川 73期 96.00 0 0 0 1 1 1 1 3 9
岡田征陽 東京 85期 100.94 0 0 0 6 1 4 3 2 9
渡辺十夢 福井 85期 98.89 0 0 0 6 0 5 1 2 19
石橋慎太郎 静岡 88期 92.94 0 0 0 5 3 2 6 4 6
松村友和 大阪 88期 100.58 0 0 0 5 0 4 1 5 16
志村太賀 山梨 90期 102.24 0 0 1 3 3 2 5 4 14
古屋琢晶 山梨 90期 95.04 6 0 0 0 1 0 1 1 26
高橋雅之 千葉 90期 93.43 0 0 0 6 4 6 4 5 6
後藤彰仁 岐阜 92期 87.08 0 0 1 6 3 6 4 6 8
北野良栄 愛知 95期 91.97 1 0 0 1 0 1 0 2 27
白上翔 滋賀 95期 94.35 0 0 0 2 1 1 2 1 19
相笠翔太 福島 96期 82.52 2 2 3 1 0 6 0 2 17
箱田優樹 青森 98期 103.67 0 0 1 2 0 2 1 0 3
相沢政宏 宮城 99期 92.62 0 0 0 4 5 2 7 4 8
伊藤慶太郎 埼玉 107期 93.00 9 5 3 0 1 8 1 3 3
福永大智 大阪 113期 107.12 2 2 3 1 0 3 3 3 8
小畑勝広 茨城 115期 102.85 7 2 0 1 1 2 2 5 11
佐藤礼文 茨城 115期 109.30 0 0 0 9 3 7 5 5 6
三浦貴大 岐阜 115期 96.05 2 0 1 0 2 1 2 1 17

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

  • 山岸 佳太選手

  • 朝倉 智仁選手

  • 大薗 宏選手

  • 小畑 勝広選手

  • 佐藤 礼文選手

【A級戦展望】先行力際立つ真鍋顕

 今シリーズの主役を務める真鍋顕汰は、在所時の記録会ではオールA評価を獲得した好素材。本格デビュー後も順調に力を付けてきた。昨年の11月に特別昇班を達成すると、1、2班戦でも勝ち星を量産。8場所参戦して予選、準決はすべて1着、完全Vが3回ある。トップスピードが高いうえに航続距離も長く、自慢の機動力で別線を圧倒しよう。松岡晋乃介、鈴木伸之らが真鍋と連係して中部勢での上位独占を目指す。最近の松岡は決勝では大きな数字ばかりなので、そろそろ決勝でも結果を出したい。
 北日本勢も戦力は整っている。先行基本の競走で奮戦している五十嵐綾を前S級の泉慶輔、山田敦也が援護ならラインは強固だ。まだ成績には波がある五十嵐だが、すでに1、2班戦でも2Vを達成している。泉は昨年後期のS級戦では、11月富山G3で決勝に乗った実績がある格上選手だ。五十嵐がタイミングよく仕掛けて主導権を握れば泉が首位に踊りでても不思議ではない。長らくS級上位で活躍した山田も北日本勢がレースを掌握なら連浮上がある。
 地元勢では先行で着実に力を付けてきた梁島邦友に期待がかかる。2月西武園の決勝は逃げて準V。ここは強力な自力型がそろっているが、地元の意地を見せるか。

出場予定選手
真鍋顕汰
出場予定選手
泉慶輔

小池千啓 (栃木/119期/A1)

 決勝進出は散発的ながら、2月立川では113着と好走した。準決は先行して宿口潤を振り切っている。仕掛けがツボにはまった時の一発には注意したい。

小池千啓

東鉄也 (三重/88期/A2)

 昨年の後期は3場所続けて優参した実績がある。2月は前橋、名古屋と予選を連勝していて、最近の調子も良好だ。練習仲間の真鍋顕との連係が叶うようなら上位進出も。

東鉄也

出場選手

A級1班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
宮倉勇 千葉 58期 85.73 0 0 0 1 2 0 3 4 8
佐藤成人 奈良 71期 96.93 0 0 0 2 3 1 4 3 19
小坂敏之 栃木 74期 83.42 0 0 0 0 5 0 5 2 17
中曽直彦 千葉 74期 84.96 0 0 0 5 0 2 3 7 12
石井毅 神奈川 74期 81.14 0 0 0 1 2 1 2 6 20
岩橋則明 埼玉 78期 75.67 0 0 0 2 5 2 5 1 4
吉田勇人 埼玉 86期 97.20 0 0 0 1 2 1 2 6 16
鈴木伸之 愛知 87期 93.06 0 0 1 6 1 6 2 3 7
山田敦也 北海道 88期 94.70 0 0 0 10 3 9 4 9 5
桜井丈 静岡 89期 89.81 0 0 0 2 4 2 4 2 13
佐山俊樹 埼玉 97期 85.60 0 0 0 4 1 1 4 3 12
泉慶輔 宮城 99期 89.00 0 0 0 6 2 5 3 3 9
野口正則 奈良 105期 91.79 1 0 0 4 5 1 8 6 9
吉川希望 石川 111期 90.50 10 6 3 3 1 8 5 1 10
樋口開土 東京 113期 88.10 8 1 2 3 0 3 3 5 10
梁島邦友 茨城 117期 92.39 7 2 7 0 1 7 3 4 9
小池千啓 栃木 119期 91.96 11 6 6 1 0 7 6 2 12

A級2班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
中井修 滋賀 75期 71.56 1 0 2 2 2 2 4 3 9
佐々木健司 青森 76期 81.56 0 0 0 0 1 0 1 6 18
小泉俊也 岩手 77期 76.81 4 0 0 0 0 0 0 0 21
佐藤明 静岡 77期 83.10 0 0 0 0 3 0 3 9 8
望月紀男 静岡 79期 85.21 0 0 0 2 0 2 0 6 16
白崎芳典 福井 86期 79.06 0 0 0 1 0 0 1 1 16
東鉄也 三重 88期 80.08 4 1 0 1 0 0 2 5 18
加美山隆行 宮城 92期 70.24 0 0 0 4 3 1 6 2 12
緒方剛 埼玉 92期 79.83 0 0 0 0 0 0 0 1 5
佐藤学 栃木 93期
野間司 茨城 94期 85.73 0 0 0 3 1 3 1 6 16
高橋佑輔 神奈川 96期 83.33 0 0 0 1 1 0 2 2 8
一ノ瀬貴将 大阪 98期 86.22 0 0 0 3 0 3 0 5 15
新井僚太郎 山梨 100期 82.67 4 2 0 2 2 1 5 2 13
浦野慈生 神奈川 103期 72.33 0 0 0 0 0 0 0 2 1
舟山佑京 新潟 113期 79.83 12 3 0 0 0 0 3 3 18
五十嵐綾 福島 121期 98.71 7 1 9 1 0 6 5 3 17
真鍋顕汰 三重 121期 93.22 16 4 0 1 0 2 3 1 21

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

  • 梁島 邦友選手

  • 野間 司選手

【L級戦展望】奥井迪がパワーで圧倒

 昨年は3年ぶりにガールズグランプリ出場を果たした奥井迪。10Vを含み62勝を挙げている。今年も1月松戸で3連勝するなど、自慢のパワーで他を圧倒していて、通算500勝にあと3勝と迫った。2月立川では今シリーズも顔が合う飯田風音と3日間対戦している。結果は123着。予選1こそ飯田の逃げをまくりでねじ伏せたものの、予選2、決勝と飯田に2タテを喫している。リベンジを期しての参戦となろう。
 飯田風音も競走は積極的。直近4カ月の連がらみの決まり手は73%が自力勝負によるもの。2月立川の予選2は、逃げた奥井の3番手キープから2センターで踏み込み奥井を交わすと、決勝は林真の逃げをまくった奥井にスイッチし、直線鋭く抜け出した。逆転候補の一番手だ。
 今年はまだ優勝には手が届いていない加瀬加奈子だが、1月京王閣の決勝は逃げて2着、2月松戸は最終BS先制のまくりを決めて準Vと自力攻撃が冴えている。機動力を遺憾なく発揮できれば好勝負に持ち込める。
 レース巧者の石井貴子、攻め口多彩な増田夕華らもうまくレースの流れに乗れれば連に浮上してきそうだ。荒川ひかりも好位置占めると侮れない。

出場予定選手
奥井迪
出場予定選手
飯田風音

梶田舞 (埼玉/104期/L1)

 まだ成績には波があるが、2場所に1回のペースで決勝に乗っている。当所は1月に走って232着、決勝は石井寛のまくりに食い下がった。予選は連がらみが期待できる。

梶田舞

中村美那 (神奈川/118期/L1)

 大きな数字も目に付くが、散発的ながら決勝に乗っている。1月松戸の予選1は奥井迪のまくりに続いて2着に入った。予選でも2、3着に絡めてみたい。

中村美那

出場選手

L級1班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
加瀬加奈子 新潟 102期 51.24 2 1 1 0 2 1 3 7 14
浦部郁里 滋賀 102期 48.73 0 0 1 0 2 0 3 1 11
奥井迪 東京 106期 55.88 21 12 9 0 0 14 7 0 3
石井貴子 千葉 106期 56.75 7 3 11 4 1 14 5 4 1
荒川ひかり 茨城 110期 51.50 0 0 0 2 5 1 6 4 13
中村美那 神奈川 118期 48.08 2 1 0 1 2 2 2 2 18
増田夕華 岐阜 118期 52.57 1 0 0 4 2 3 3 6 9
菅原ななこ 宮城 120期 48.20 5 1 0 1 0 2 0 3 15
飯田風音 埼玉 120期 54.85 3 1 8 5 1 8 7 7 5
刈込奈那 千葉 120期 46.43 9 2 0 0 0 1 1 1 11
吉田りんご 大阪 120期 46.85 0 0 0 0 0 0 0 3 10
畠山ひすい 北海道 122期 53.45 10 3 6 1 1 6 5 5 6
奥平彩乃 群馬 122期
渡邉栞奈 静岡 122期 49.00 0 0 0 0 4 0 4 3 15

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

  • 荒川 ひかり選手