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取手競輪場国際自転車トラック競技支援 6月7日開催初日

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【S級戦展望】外国勢がシリーズ席巻

 第7回国際トラック競技支援競輪(G3)が6月7日〜10日の4日間、取手競輪場で開催される。ボス、ブフリ、グレーツァーの外国人選手がシリーズを盛り上げる。この3人が並んでラインを組めば、日本勢は太刀打ちできない。外国勢の中から優勝者が出る確率はかなり高そうだ。

 外国勢がワールドクラスの豪脚で日本勢を圧倒だ。3人の実力はそん色ないが、主軸を担うのは日本での経験が豊富なボスだろう。昨年はケイリンエボリューション含め、13場所で優勝8回。連対率は9割に迫る勢いだった。7度目の来日となる今年は初戦の4月宇都宮こそ優勝を逃したが、続く5月函館では完全Vを飾っている。強さに陰りはない。外国勢の中で日本の競輪を一番よく知っている。ここは3人でしっかり作戦を立てて、勝ちにいく。ブフリは4年連続4度目の来日。昨年はケイリンエボリューションも含めて6度のV。7月大宮では500バンクの上がりタイムの日本記録を更新するなど、他を寄せ付けない圧巻のパフォーマンスを披露した。ここ数年の自転車競技の世界大会の実績はボスよりも数段上だ。グレーツァーは3月オランダでの世界選手権スプリントで金メダル、1TTで銀メダルなど輝かしい実績を誇る。初来日だが、初戦の4月宇都宮、続く福井で負けなしの6連勝で2場所連続Vを達成した。日本の競輪への適応力は高い。この3人の並び次第で結果は変わるが、過去の傾向から先頭を走る選手よりも番手を回るほうが人気を集めそうだ。

 日本勢は強力な外国勢を相手にどこまで抵抗できるか。点数を一番持っているのは永井清史だ。今年はすでに優勝3回。北京オリンピックのケイリン銅メダリストがかつての輝きを取り戻している。この開催にかけるモチベーションは高いだろう。岐阜同士の森川大輔に、差し脚シャープな林巨人が永井を盛り立てる。野原雅也、西岡正一の近畿勢や池田勇人、稲村成浩の関東勢も侮れない。底力ある近藤隆司も軽視は禁物だ。

山岸佳太 (茨城/107期/S2)

 スランプから抜け出し、本来の力強さを取り戻している。5月平塚の日本選手権は一次予選で敗退したが、敗者戦で3回確定板に上がっている。地元G3で存在感を示す。

山岸佳太

堀内昇 (茨城/95期/S2)

 4月京王閣はオール連対で準Vと健闘。3日間、主導権を握る文句なしの内容だった。地元G3は初登場。仕掛けどころを熟知しているホームバンクで大暴れだ。

堀内昇

真船圭一郎 (福島/94期/S2)

 今年に入って充実一途。3月松山のウィナーズカップではビッグ初出場を果たし、超一流を相手に貴重な経験を積んだ。磨きをかけたスピードで上位進出を狙う。

真船圭一郎

出場選手

S級1班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
西川親幸 熊本 57期
岡部芳幸 福島 66期 97.64 0 0 0 2 2 1 3 3 18
稲村成浩 群馬 69期
前田拓也 大阪 71期 82.74 0 0 0 3 3 2 4 5 16
白戸淳太郎 神奈川 74期 97.20 0 0 0 2 0 0 2 5 18
小嶋敬二 石川 74期 93.23 4 1 7 1 2 6 5 2 9
望月永悟 静岡 77期 99.55 0 0 0 1 4 1 4 2 13
佐々木則幸 高知 79期 99.79 0 0 0 4 1 1 4 5 14
青井賢治 徳島 81期 98.04 0 0 0 2 2 2 2 4 16
松坂英司 神奈川 82期 90.21 0 0 0 0 0 0 0 0 14
荒井崇博 佐賀 82期 118.14 0 0 0 5 2 4 3 2 5
山口貴弘 栃木 84期 80.80 0 0 1 0 1 0 2 1 12
石毛克幸 千葉 84期 103.65 0 0 0 4 1 3 2 6 12
西岡正一 和歌山 84期 99.10 0 0 0 2 2 1 3 5 11
永井清史 岐阜 88期 83.19 2 0 0 5 0 3 2 1 15
池田勇人 埼玉 90期 103.78 1 0 2 5 2 5 4 2 16
山下渡 茨城 91期 99.80 0 0 0 2 3 2 3 4 11
林巨人 愛知 91期
安部貴之 宮城 92期 102.92 0 0 0 8 1 8 1 1 15
鈴木庸之 新潟 92期 91.67 0 0 0 0 0 0 0 0 3
鈴木裕 千葉 92期 105.50 1 0 1 6 0 6 1 2 17
森川大輔 岐阜 92期 100.58 1 1 1 4 3 3 6 6 9
坂本貴史 青森 94期 102.57 2 0 1 5 1 3 4 1 20
山田庸平 佐賀 94期 111.64 2 1 3 6 0 7 3 1 11
村上直久 神奈川 95期 93.90 1 0 0 0 1 0 1 0 9
守沢太志 秋田 96期 110.37 0 0 1 4 3 3 5 0 11
山形一気 徳島 96期 104.21 0 0 0 5 2 3 4 4 13
中井太祐 奈良 97期 107.55 3 0 7 8 0 14 1 2 12
武藤龍生 埼玉 98期 114.07 0 0 0 4 3 4 3 2 6
金子幸央 栃木 101期 102.33 1 0 1 0 0 0 1 1 1
山本直 岡山 101期 99.83 4 1 5 2 2 5 5 1 13
野原雅也 福井 103期

S級2班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
鈴木誠 千葉 55期
小沼良 埼玉 68期
会田正一 千葉 68期 71.90 0 0 0 5 7 2 10 4 14
舛井幹雄 三重 71期 88.19 0 0 0 2 3 2 3 4 12
野木義規 北海道 72期 84.48 0 0 0 2 1 2 1 11 19
布居寛幸 和歌山 72期 89.96 0 0 0 10 3 5 8 7 7
荻野哲 神奈川 75期 82.85 0 0 1 4 3 1 7 4 15
小笠原昭太 青森 76期 90.33 0 0 0 1 0 1 0 1 1
佐々木健司 青森 76期 78.78 0 0 0 1 0 1 0 0 17
岩本和也 石川 76期 99.20 1 0 1 5 1 6 1 1 17
八谷誠賢 福岡 77期 94.87 5 2 1 0 1 0 4 4 22
佐野梅一 京都 78期 90.78 0 0 0 4 2 3 3 3 9
古城英之 広島 78期
片寄雄己 静岡 79期
井手健 長崎 79期 83.67 0 0 0 1 3 0 4 6 11
野田源一 福岡 81期
飯尾主税 静岡 81期 90.00 0 0 1 9 3 8 5 4 13
松本大地 熊本 81期 82.64 0 0 0 2 4 1 5 6 16
吉岡篤志 徳島 82期 85.63 0 0 0 5 3 2 6 4 15
土屋仁 茨城 84期 84.33 0 0 0 9 1 4 6 4 7
吉田勇人 埼玉 86期 100.33 0 0 0 4 2 1 5 7 14
原真司 岐阜 86期 98.93 0 0 0 1 2 1 2 9 18
辰己豊 奈良 86期 88.58 0 0 0 5 1 4 2 3 3
平石浩之 茨城 87期 84.41 0 0 0 3 3 2 4 5 16
宮内善光 群馬 88期 86.47 0 0 0 3 3 3 3 4 9
三宅裕武 三重 88期 92.76 0 0 0 5 4 4 5 2 10
杉山悠也 秋田 89期 94.55 0 0 0 0 0 0 0 3 19
松永将 茨城 89期 98.46 0 0 0 1 1 0 2 5 17
山本健也 千葉 89期 91.00 0 0 0 1 3 0 4 0 5
大沢雄大 埼玉 89期 86.18 0 0 0 1 2 1 2 2 6
森川剛 神奈川 89期 78.77 0 0 0 5 0 3 2 2 24
山口泰生 岐阜 89期 98.88 0 0 0 3 2 2 3 3 16
中園和剛 福岡 89期 89.40 0 0 0 7 7 5 9 5 11
吉田裕全 埼玉 90期 93.33 0 0 0 0 0 0 0 2 19
成清謙二郎 千葉 90期 87.62 0 0 0 7 0 4 3 5 9
伊藤成紀 大阪 90期
山中貴雄 高知 90期 96.46 0 0 0 0 0 0 0 3 10
石川雅望 群馬 91期 97.73 0 0 0 1 2 0 3 4 19
佐藤幸治 長崎 92期 102.78 1 0 1 2 0 2 1 2 4
片折亮太 埼玉 92期 100.27 9 5 0 3 0 6 2 0 18
西村行貴 東京 92期 88.52 0 0 3 4 2 6 3 7 11
樫山恭柄 福岡 92期 92.00 0 0 0 4 3 3 4 10 7
松尾信太郎 福岡 92期 96.73 0 0 0 1 0 1 0 3 11
蒔田英彦 千葉 93期 96.62 4 1 2 1 1 2 3 3 18
連仏康浩 岡山 93期 94.90 0 0 0 0 1 0 1 5 15
福島栄一 香川 93期 98.24 0 0 0 2 3 2 3 4 16
佐藤一伸 福島 94期 104.58 0 0 2 4 1 4 3 1 16
藤田勝也 和歌山 94期 102.90 0 0 0 3 1 3 1 7 10
渡辺正光 福島 95期 99.60 0 0 0 1 0 0 1 1 8
堀内昇 茨城 95期 68.10 4 2 1 0 0 3 0 2 5
星野辰也 栃木 95期 86.58 0 0 0 5 2 5 2 4 13
上原龍 長野 95期 92.83 0 0 0 8 3 7 4 4 9
近藤保 千葉 95期 106.61 0 0 2 11 4 7 10 3 13
高間悠平 福井 95期 93.48 0 0 0 8 0 6 2 5 10
磯田旭 栃木 96期 104.18 0 0 0 6 2 6 2 2 12
菅谷隆司 東京 96期 90.90 5 2 2 2 1 4 3 1 13
近藤寛央 東京 97期 91.71 0 0 0 6 4 4 6 5 6
工藤文彦 岡山 97期 87.00 1 0 0 4 4 3 5 5 12
西岡拓朗 広島 97期 97.71 0 0 0 0 0 0 0 2 5
高市訓但 愛媛 97期 86.82 0 0 0 3 0 2 1 1 7
三浦翔大 宮城 98期 92.11 2 1 2 1 3 2 5 4 7
泉慶輔 宮城 99期 100.10 0 0 0 1 1 0 2 3 5
石川裕二 茨城 99期 101.35 0 0 0 3 2 1 4 5 13
横関裕樹 岐阜 99期 100.04 4 2 2 1 0 4 1 3 17
福田拓也 栃木 100期 76.48 0 0 0 5 4 3 6 4 8
菅原裕太 静岡 100期 93.52 2 2 1 10 4 8 9 2 8
才迫開 広島 101期 98.13 1 0 3 2 0 2 3 5 14
小酒大勇 福島 103期 99.76 0 0 0 4 3 3 4 5 17
長尾拳太 岐阜 103期 104.10 0 0 0 4 4 4 4 2 10
会沢龍 宮城 105期 85.50 0 0 0 3 0 2 1 0 3
岡本総 愛知 105期 104.50 0 0 0 9 3 7 5 3 15
山岸佳太 茨城 107期 104.21 2 1 0 3 1 2 3 0 14
大石崇晴 京都 109期 102.55 4 1 1 3 1 4 2 2 12
松本貴治 愛媛 111期 113.87 3 1 6 3 0 7 3 4 9
テオボス 外国 999期
マティエスブフリ 外国 999期
マシューグレーツァー 外国 999期

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

  • 山下 渡選手

  • 土屋 仁選手

  • 平石 浩之選手

  • 松永 将選手

  • 堀内 昇選手

  • 石川 裕二選手

  • 山岸 佳太選手

【L級戦展望】モートンが激戦制す

 ガールズケイリンインターナショナルがシリーズ最終日の10日に一発勝負で争われる。外国人選手が3名参戦。なかでもモートンの強さが際立っている。初来日した昨年は出場した4場所のすべてで優勝。12走のうち11勝、2着1回と驚異的な成績を残している。競技では今年3月オランダでの世界選手権スプリントで銀メダルを獲得している。2度目の来日となった今年は初戦の立川は完全優勝。3日間バックを取って後続を千切る圧勝劇だった。ここは同じ外国勢の2人が強敵だが、華麗な走りで期待に応える。

 デグレンデルは今年の世界選手権のケイリンで金メダリストだ。初来日で初戦の5月西武園ミッドナイトは完全優勝を飾った。モートンとのスピード対決は必見だろう。

 ファンリーセンも2度目の来日で昨年以上の成績は残せそうだ。競技実績でモートン、デグレンデルの2人に劣るが、脚力の差はそれほどない。

 日本勢のガールズ4人の中で期待されるのは小林優香だ。3月松山のガールズコレクションは豪快なまくりでV。ナショナルチームで鍛えられ、確実にパワーアップしている。外国勢を相手にどこまで戦えるか。昨年のガールズグランプリを制した石井寛子や勝負強い太田りゆの走りも見逃せない。

出場選手

L級1班

氏名 府県 期別 競走得点 BS 1着 2着 3着 着外
石井寛子 東京 104期 57.40 1 0 11 7 0 17 1 1 1
田中まい 千葉 104期 50.95 6 3 1 0 0 2 2 4 11
小林優香 福岡 106期 56.44 2 1 10 5 1 13 4 0 1
太田りゆ 埼玉 112期 57.92 13 2 22 0 0 22 2 0 0
ロリーヌファンリーセン 外国 999期
ステファニーモートン 外国 999期
ニッキーデグレンデル 外国 999期

*成績データは直近4ヶ月のものです。

地元選手出走情報

  • 地元選手の出走はありません