出場選手インタビュー

展望

S級

地元中心の関東勢がV戦線リード

 中村浩士、桑原大志と今年のビッグで表彰台にあがっている実績上位の選手もいるが、追い込みだけに同地区の機動型のデキに大きく左右されそうだ。ならば、地元勢を中心に戦力が充実している関東勢がシリーズの中心となろう。鈴木竜士は3月末の岸和田で落車失格を喫すると続く前橋でも落車に見舞われた。鎖骨骨折の大怪我を負ったが、1カ月を待たずに京王閣のダービーから復帰。そのダービーでは一息の感もあったが、次の福井F1を362着。初日特選で打鐘先行から3着に粘り込むと、準決でもレースを支配。結果的に番手選手が連結を外し、別線に使われる格好となったが積極的な走りは十分に評価できる。最終日は一転してイン粘りで番手奪取から、柔軟にレースの流れに対応して2着に入った。3日間を通して上々の動きを見せていて、怪我から順調に立ち直ってきているとみて地元シリーズでの期待は膨らむ。芦澤辰弘は4月高知で初めて記念の決勝の舞台を踏んで好調をアピールしたが、続く静岡F1で落車の憂き目。その後欠場を余儀なくされていて、状態面での不安はあるものの気持ちで乗り切りたい。和歌山の全プロ記念では精鋭ぞろいのなかで、32着とまとめた金子幸央も地元勢にとっては心強いかぎりだ。茨栃連係で厚みのあるラインができあがれば、金子の先行力が他地区にとっては脅威になろう。

 中村浩士は3月のウィナーズカップを1132着で準V。その後もグレードを問わず手堅く戦績をまとめている。今シリーズは練習仲間の鈴木裕とのセット配分で、鈴木の頑張りで中村に願ってもない流れが訪れることも十分だろう。さばき、差し脚とも今シリーズのメンバーでは上位の存在の中村から目が離せない。

 桑原大志は同地区の機動タイプが手薄で、その立ち回りが注目される。3月の高知記念を2724着で優出すると、次のダービーを2232着。初めてのG1決勝の舞台にもはやることなくタッグを組んだ三谷竜生とのワンツーを結実させ表彰台にあがった。まくり強烈な九州の松岡孔明との連係も視野に入れながら、ソツない立ち回りでV争いに加わろう。

 三谷将太、藤木裕の近畿勢や川口聖二、森川大輔、吉村和之の岐阜勢、安部貴之がリードする北日本勢も展開次第で台頭のシーンがあっていい。

注目選手

高橋和也  愛知 91期 S1

 2月の奈良F1で11年以来となる2度目のS級Vを飾ると、直近の大宮F1を411着。単騎で思い切った仕掛けからロングまくりでV奪取を果たした。5月ダービーが、高橋にとっては初めてのG1。その経験を生かして、さらなる上昇を目論む。

伊藤正樹  愛知 71期 S2

 5月の伊東F1を221着のオール連対で優勝。決勝は中部ラインの4番手も、ゴチャつくと最終2コーナーからのまくりで愛敬博之を連れ込みラインでのワンツー。まだまだタテ脚は健在で混戦なら一撃も十分だろう。

松村友和  大阪 88期 S2

 昨年は一年間でF1での2勝のみに終わった松村だが、今年は記念での2勝を含めて順調に勝ち星を伸ばしている。さらに目標不在の時はジカ競りなど、強気の攻めが目を引く。追い込みとして、これからの松村に期待したい。

出場選手

データは前回出走時の直近4カ月のものです。

S 1
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
中村浩士 千葉 79期 113.93 0 0 0 6 5 3 8 6 11
浦川尊明 茨城 80期 102.65 0 0 0 3 3 1 5 1 16
吉村和之 岐阜 80期 103.46 0 0 0 3 2 0 5 3 16
桑原大志 山口 80期 111.00 0 0 0 4 4 3 5 4 12
牧剛央 福岡 80期 103.96 0 0 0 5 2 4 3 4 15
荒沢貴史 北海道 85期 105.33 0 0 1 0 0 1 0 0 2
藤木裕 京都 89期 104.50 6 0 7 2 2 6 5 1 18
神山拓弥 栃木 91期 111.76 0 0 0 11 1 7 5 4 13
高橋和也 愛知 91期 107.64 17 8 8 0 1 10 7 0 16
松岡孔明 熊本 91期 104.70 4 0 11 0 0 8 3 2 14
安部貴之 宮城 92期 104.80 0 0 4 2 0 3 3 4 20
鈴木裕 千葉 92期 104.79 4 1 1 1 0 2 1 5 20
三谷将太 奈良 92期 108.46 0 0 0 1 1 1 1 4 18
鈴木竜士 茨城 107期 106.72 8 1 1 0 1 1 2 3 12
S 2
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
三住博昭 神奈川 61期 93.00 0 0 0 1 0 1 0 1 23
須藤直道 群馬 68期 0.00 0 0 0 0 0 0 0 0 0
小沼良 埼玉 68期 100.00 0 0 0 4 3 3 4 7 30
伊藤正樹 愛知 71期 104.21 0 0 1 6 3 7 3 3 16
佐藤成人 奈良 71期 92.24 0 0 0 1 0 0 1 1 23
戸辺裕将 茨城 72期 92.08 0 0 0 0 0 0 0 3 22
富弥昭 山口 76期 106.00 0 0 0 1 0 0 1 1 1
児玉慎一郎 香川 76期 98.25 0 0 0 3 4 2 5 2 15
鎌田聡 宮城 81期 91.00 0 0 0 0 0 0 0 1 16
小島雅章 埼玉 83期 98.73 0 0 1 4 1 4 2 1 15
吉原友彦 神奈川 83期 98.00 1 0 1 1 1 0 3 3 14
松村友和 大阪 88期 103.97 0 0 0 6 2 5 3 6 15
森田康嗣 北海道 89期 98.06 0 0 1 3 4 2 6 4 20
大塚玲 神奈川 89期 106.48 0 0 1 4 4 2 7 6 12
岸沢賢太 埼玉 91期 97.57 5 1 4 1 0 3 3 4 20
西本直大 大阪 92期 98.67 12 3 5 0 0 4 4 2 17
戸田洋平 岡山 92期 100.57 2 0 4 4 0 7 1 1 14
小原将通 大分 92期 96.85 1 0 2 1 1 1 3 4 18
武田憲祐 神奈川 93期 104.11 0 0 0 5 2 2 5 3 18
真船圭一郎 福島 94期 97.19 17 4 0 0 1 1 4 4 22
鹿内翔 青森 95期 104.10 0 0 0 16 2 9 9 1 12
芦沢辰弘 茨城 95期 108.80 0 0 0 6 2 5 3 3 4
福島武士 香川 96期 104.00 0 0 0 3 0 3 0 4 5
中田雄喜 福島 97期 102.33 7 1 5 0 0 6 0 3 15
坂本修一 岡山 99期 94.12 2 0 1 1 2 1 3 1 12
菅原裕太 静岡 100期 98.68 9 1 3 0 0 2 2 3 18
窓場千加頼 京都 100期 98.21 2 1 2 0 0 1 2 1 10
金子幸央 栃木 101期 106.88 12 3 5 0 0 6 2 8 9
長尾拳太 岐阜 103期 100.58 11 2 2 0 1 2 3 4 17
川口聖二 岐阜 103期 104.53 14 6 5 0 1 5 7 3 15
野口大誠 熊本 105期 93.39 5 0 0 0 0 0 0 1 22
A級

杉山悠也が格上の力見せる

 2年ぶりの降級となった今期は3Vに準V4回と格上の力を存分に見せている杉山悠也が、シリーズの中心を担う。5月の立川は番手で抜かりなく立ち回り3連勝の完全V。鈴木謙二にまくられるも番手の屋良朝春をさばいて、ゴール寸前で鈴木をとらえた準決は秀逸な内容だった。怪我からの復帰でまだまだムラな面が否めないが、パワーある金野俊秋との連係から、北日本勢を盛り立てる。

 まくりを中心にレースの流れに応じて積極的な走りもできる荒井春樹が、関東勢をリードして別線に立ち向かう。来期はS級カムバックが決まっているだけに、A級ではここがラスト。地元の堀政美、朝秀忠らと呼吸を合わせて、関東勢に流れを呼び込みたい。

 石橋慎太郎、原岡泰志郎に2班ながらも先行力ある大関祐也と、南関勢の戦力も引けは取らない。予選スタートから近況は4場所続けて決勝へコマを進めている大関がレースを支配して別線をクギづけにすれば、同県の原岡や石橋にもチャンスが巡ってくる。

注目選手

松岡慶彦  栃木 74期 A1

 降級の今期はまずまずの滑り出しを見せたが、その後4月の松戸887着など一息の成績が続いた。ようやく5月の小倉ミッドナイトで復調への兆しを見せて優出すると、続く静岡でも決勝に進出した。キッカケをつかんだ様子だ。

山口翼  茨城 98期 A2

 デビューの年、10年の初めての地元シリーズは2日目に落車に見舞われたが、その後は高い確率で決勝に進出している。トータル9場所を消化して、優勝1回を含む5度の優出は胸を張れる数字だ。

出場選手

データは前回出走時の直近4カ月のものです。

A 1
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
坂本英一 栃木 59期 85.41 0 0 0 1 3 1 3 3 20
斎藤明 北海道 61期 84.92 0 0 0 2 1 1 2 1 20
神田宏行 埼玉 62期 85.41 0 0 0 5 1 2 4 1 22
米田勝洋 千葉 62期 87.27 0 0 0 1 4 1 4 2 15
堀政美 茨城 65期 90.41 0 0 0 5 1 2 4 5 16
朝秀忠 茨城 68期 90.11 0 0 0 5 1 4 2 7 14
林邦彦 千葉 73期 85.40 0 0 0 3 2 2 3 5 15
鈴木慎二 神奈川 74期 83.46 0 0 0 3 0 2 1 5 20
宮沢晃 山梨 75期 83.78 0 0 0 4 1 4 1 2 20
佐々木健司 青森 76期 91.20 0 0 0 5 1 4 2 6 18
関戸努 宮城 82期 85.78 0 0 0 4 0 1 3 4 10
桜井学 群馬 84期 87.13 4 1 6 2 0 5 4 1 14
佐藤有輝 神奈川 85期 86.54 0 0 0 1 6 0 7 4 15
対馬太陽 神奈川 85期 77.67 2 1 0 0 0 0 1 0 11
石橋慎太郎 静岡 88期 91.95 0 0 1 4 0 1 4 6 8
阿部秀樹 青森 89期 90.20 0 0 1 6 0 5 2 3 20
杉山悠也 秋田 89期 94.04 0 0 0 10 4 9 5 0 13
三沢康人 宮城 91期 87.50 0 0 0 6 1 3 4 3 20
金野俊秋 岩手 92期 88.11 2 0 0 2 0 1 1 2 5
矢島一弥 群馬 92期 90.75 0 0 0 11 1 7 5 0 12
佐藤清之 千葉 93期 91.50 2 0 3 4 0 5 2 5 12
田中勝仁 千葉 93期 89.67 9 4 6 3 1 10 4 2 14
内田玄希 東京 94期 85.46 6 1 7 2 1 7 4 1 16
屋良朝春 東京 94期 89.53 4 1 4 2 2 5 4 2 8
玉木英典 福島 95期 84.93 6 0 4 1 1 4 2 4 17
今村俊雄 山梨 99期 84.89 0 0 0 5 2 2 5 5 15
荒井春樹 長野 99期 93.17 4 0 6 5 0 8 3 1 12
A 2
氏名府県期別競走得点BS1着2着3着着外
南雲孝之 東京 54期 80.64 0 0 0 1 2 1 2 3 19
山城光央 静岡 64期 80.75 0 0 0 1 0 0 1 2 9
高橋慶幸 秋田 68期 80.32 0 0 1 3 0 0 4 1 20
平原輝弥 神奈川 71期 81.10 5 0 0 1 1 0 2 2 26
滝口和宏 東京 72期 77.04 0 0 0 0 1 0 1 1 24
黒田充 栃木 73期 80.92 0 0 0 0 3 0 3 2 19
神山淳一 埼玉 74期 76.63 0 0 0 0 1 0 1 0 26
早川成矢 埼玉 78期 89.19 4 2 6 2 1 4 7 2 13
須々田大昇 青森 80期 81.79 0 0 0 2 1 2 1 3 22
山岸博勝 北海道 81期 80.17 0 0 0 0 0 0 0 1 23
高桑由昇 福島 81期 84.79 0 0 0 2 3 1 4 4 15
梅原大治 静岡 81期 88.21 0 0 0 2 7 1 8 4 16
鈴木浩 新潟 82期 77.52 4 0 0 0 1 0 1 1 25
堀勝政 群馬 83期 84.64 0 0 0 4 1 2 3 4 19
白川裕也 青森 85期 79.20 0 0 0 1 0 0 1 1 8
丸山勝也 静岡 85期 81.21 0 0 0 2 0 1 1 4 22
片岡典明 岩手 86期 80.52 0 0 1 2 0 1 2 2 18
斎藤昌弘 群馬 90期 83.43 0 0 0 1 1 0 2 2 10
小塚慎二 北海道 92期 75.29 4 0 0 1 0 1 0 0 23
田村純一 福島 92期 77.26 10 1 0 1 0 0 2 0 25
中西司 神奈川 95期 78.42 0 0 0 0 0 0 0 0 24
栗田雄矢 静岡 96期 84.05 1 0 0 4 0 2 2 1 15
山口翼 茨城 98期 88.44 6 3 9 1 0 11 2 1 13
花田将司 千葉 99期 84.33 2 0 0 2 2 1 3 1 10
本馬陵 福島 99期 82.11 14 4 1 0 0 3 2 2 20
平川雅晃 長野 107期 76.24 4 0 0 1 0 1 0 0 20
大関祐也 千葉 107期 91.93 18 13 3 0 0 12 4 1 10